そして、ふたたびの。
人は思い出に生きる生き物、と言われます。
色んな思い出フィルタが掛かって、思い出は大抵美化され、その当時感じた負の感情や嫌な事なんて記憶の引き出しに仕舞われて、余程何かのきっかけでフラッシュバックするか、それすら笑い話や酒の肴のネタになったりする訳です。
そして大概、そんな事をしみじみ話し出す連中というのは消えゆく筈が消えねぇでいつまでものたうちまわってる老兵か、ウザがられる説教親父だったりする訳です。
狂犬だったり何とかしてるうちに、自分もいつしかそんな世代となり、まさかそうなるとは露とは思ってなかった説教親父なり老兵そのものとなっちまった訳ですが、世代を経て意見も変わり、立場も変わり、考え方も色々変わりました。
けれども、
「マリーンズというチームに腐れ縁以上の何かがあり、そして強くて人の入る、誰に紹介してもヲタクや変人扱いされないチームにいつしかなって欲しい」
という感情だけは、1996年の広岡テルミドールの反動以降、自分が普遍的に持ち合わせ、それだけはぶれた事がないものであります。
No turns, No changes, No Marines, No life.
2005年のあの輝かしい日本一、2009年秋のあの忌まわしい騒動、2010年の一生に2度見られるとは露とも思わなかった下剋上日本一、それらを経て、今マリーンズは色んな意味で「過去の遺物を食い潰している」状態であり、進取の思想や何でもアリな方向性とは真逆な方向へ進んで今や戻れない状態になっています。
もう試合実況やレポートを帰宅して書く体力も精神力もなく、娘⑹とのチャンネル争いに負けて中継を観られなかったり、そもそも期待したり好きだった選手が軒並み退団するかロートルの域に足突っ込んで何かを指折り数えてる状態だったりでまともに中継すら展開次第で見たいと思わなかったり、色々面で老化が始まってる訳ですが、それでも書きたい事や伝えたい事が、Twitterの140字では収まらない容量で自分の頭の中にゴロゴロ転がってる訳です。
別にSNS等で繋がりとか何かに期待とかそもそもしてない上に、ブログ書くくらいならSNSに書き散らした方が早い、それだけの理由で未だにTwitterやってたりする訳ですが、
終わんねぇなこの文章w
…ともあれ、また何か書きたくなりました。
これからも、こんな奇特なサイトやアカウントをご覧いただいている紳士淑女の皆様には、コッソリニヤニヤお楽しみいただければな、という事で宜しくどうぞ。